TVまとめ 『ワールドビジネスサテライト(WBS)』 11/4 Google シュミット会長 インタビュー

どうも、かば式です。

11/4 のワールドビジネスサテライトWBS)で Google シュミット会長のインタビューが放映されてましたので、書き起こしました。
同日の日経プラス10でもインタビューがあったので、まとめて書き起こそうとしたのですが、かなりロングバージョンなのと同時通訳が聞き取りづらく・・・、後日別記事でアップしたいと思います。

(シュ):Google シュミット会長
(大):大江アナ
(ナ):ナレーター


(ナ)先月発売されたシュミット会長の著書『How Google Works』にはGoogleが革新的なサービスを生み出す秘訣が書かれています。

(大)この本の中でシュミットさんが一番伝えたかったメッセージはどんなことでしょう?

(シュ)企業は人によって運営されていることを忘れてはならない。この本を読むことで従業員により良いアイデアを求めることを思いつく。

(ナ)Googleの社員のうち半数はエンジニア。そのエンジニアの自由な発想を引き出すことがGoogleの成長につながったといいます。しかし、シュミット会長、人材を活かす上で日本企業は構造的欠陥があると指摘しました。

(シュ)多くの日本企業はトップダウンの階層構造になっている。上司のアイデアに従ってエンジニアは仕事をするが、良い方法ではない。エンジニアからアイデアを出し、上司はその中から選ぶのが望ましい。自分のアイデアを聞いてもらい、それを試せる職場の方がいい。

(ナ)株式の時価総額が40兆円を超えるGoogle。その財無力を背景に企業を次々と買収しています。2005年には現在のスマホ事業の核となるアンドロイド社を買収、その後動画サイトのYoutubeやレストラン評価のザガットといった有名企業を次々と参加に収めてきました。その数は150社を超えます。Googleは去年日本のロボット開発会社『シャフト』を買収。その取締役だった加藤さん。世界最先端を行くヒト型ロボットの技術にGoogleが目をつけました。

(レポーター)Googleが買収を決めるまでの時間は?

(加藤氏)お昼すぎに会って夕方までには決まった。4、5時間だった。

(ナ)買収は、あっという間の出来事だったと言います。Goolgeの買収交渉とは?

(加藤氏)ノープランとは言わないが、すごくざっくりとしたプランで突っ込んでくる。天才たちを1つの箱の中に集めて良い環境を作りだせば勝手にイノベーションを起こすという信仰がある。

(ナ)『シャフト』買収のねらいについて、シュミット会長は。

(シュ)(買収を決めたのは)我々が見つけることができる最も優秀な技術者チームだったからだ。ほとんど全ての買収の目的は技術の専門家チームを買収することだ。

(大)日本の市場ですとか、日本の技術については、どう評価なさってますか?

(シュ)日本のハードウェアは最高だ。ソニーや自動社会社がその例だ。しかし日本はソフトウェアではリーダではない。今の日本はコンピュータサイエンスやソフトウェアの人材を必要としている。

(大)これから世の中をもっと、どんな風に変えていきたいと考えていますか?

(シュ)我々は技術を通してより良い世界にしたい。再現可能なイノベーションの仕組みと潤沢な資金Googleは持っている。(IT意外の分野でも)革新を起こせるだろう。

(ナ)私たちの生活を変えたGoogle、次はどんな革新的なサービスを生み出すのでしょうか。


おしまい。


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